電子標的装置の損傷

本日、全日本選手権(10m)全日本選抜(50m)が終わりました。50m射場全種目終了後、バッキングターゲットの撤収と標的マスクを練習用に交換の作業を行いました。マスク交換には押さえの金属フレームを外さなければなりませんが、前回ブログに書いた変な弾痕が有る標的装置のフレームはなかなか外れません。以前から外れにくかったのだが、個体の特徴なのかなと思っていました。あまりにも固いのでもしかしたらと思って、フレームの内側(マスク側)を見てみたところ、弾痕の後ろ側がかなり出っ張っていてこれが当たっていて上に少しずらして外すのだが、動きません。フレームが変形しているので明らかに損傷です。SBの弾頭は柔らかいので金属フレームにあたっても原型をとどめなく平に潰れて傷にはなりますが、変形はしません。猟用のハイパワー空気銃ペレットは材質の違いや弾頭の形状から、金属フレームにあたっても原型が残っています。この事は、相手側にかなりのダメージを与えるという事です。利用者が50m射場で、この種の銃を持ち込んで利用申請を行う事は有り得ないので、持ち込むことが出来る人が撃ったのは明らかです。

2023年05月21日